きぼう学年の前途に幸多きことをお祈りいたします。威風堂々と人生の歩みを進めていってください。

　最後は、卒業生と在校生による呼びかけと合唱です。近年実施できなかった卒業式のクライマックスです。これまでの練習の成果がしっかりと発揮されて、心が揺さぶられました。全校生の心が一つになり、最高のよびかけと合唱ができたと思います。さすがでした。「たいせつなもの」の合唱は、高音部と低音部の音がきれいに重なり合って見事に響いてきました。全校生でつくり上げた本当に美しい歌声でした。呼びかけの一言一言にもそれぞれの思いが込められていました。卒業生の心にはどんなシーンがよみがえってきたでしょうか。その時々の思い出が昨日のことのように呼び起こされたのではないかと思います。ご家族の皆様をはじめ、ご臨席の皆様、テレビで卒業式を見た１，２年生の皆さんも、きっと大きな感動を味わわれたことと思います。最後は、卒業証書を手に堂々たる退場です。今年度もまた、前方を見据えた視線から、これからの未来に向けてしっかりと歩いていこうという決意と意気込みを感じ取ることができました。在校生の拍手に送られて、卒業生が退場し、式が終了しました。きぼう学年７６名の卒業生の新たな出発をみんなでお祝いできてよかったです。
　廊下では、１，２年の皆さんが待っていてお祝いをしていました。６年生への祝福の拍手や「おめでとう！」の声が続いていきました。残念ながら体育館での参列とはなりませんでしたので卒業生にお別れに気持ちを伝えられるのは、この時しかありません。１，２年生はとても大きな声でお祝いの気持ちを伝えていきました。これまで６年生がやさしくお世話してきてくれたので、１，２年生は別れ難くて仕方なかったようです。卒業生の皆さんは、在校生のこの祝福を忘れないでいてほしいと思います。卒業式と門出のお祝いを経て、卒業生７６名が西小学校を雄々しく、堂々と巣立っていきました。
　きぼう学年の皆さんは、厳しいコロナ禍の制約にも負けず、立派に成長を続けてきました。コロナ禍に打ち勝ち、思い出に残る１年間を過ごし、本日、感動の卒業証書授与式を行うことができて本当によかったです。
　未来に向けて雄々しく歩み出したきぼう学年の皆さん。皆さんの前途に大いなる幸せが待っていることを信じています。そして、きぼう学年の名の通り、心に希望の火を灯し続け、希望あふれる人生航路を歩んでいってください。
　きぼう学年の皆さん、ご卒業おめでとうございます。